新しいもの好きな私が初めてMidjourneyを使ったのは、2023年7月。
1年も躊躇したのは、2022年の7月画像生成サービスを開始当初、英語とDiscordの仕組みを理解していなかったことと、あの呪文のようなコードの流れる画面がAI初心者にはハードルが高かったからです。私だけ?ではありませんよね(笑)
「当初は無料版があった?」どうやら2023年3月28日以降は無料版が廃止、そして、Discordだけでなく、Web版も2024年8月にリリースされたらしい。
ここのところMidjourney熱がすっかり冷めていたのですが、色の物語を描き始めたので、挿絵を生成しようとMidjourneyで試してみることにしました。そうしたら、いろいろ進化していて・・・
chat GPT(o3)に、初心者の立場でこれまでの疑問を投げかけ、わかりやすくまとめてもらいました。そこから確認作業をしていくと、やはり「面白そう!」に辿り着きました。
初心者でも迷わない “生成 AI & コミュニティ” 完全ガイド(2025 年6 月版)
1. Midjourney とは? – できることと始め方
- 画像/短尺動画をテキストから生成できる AI。2024 年夏にブラウザ専用 GUI が登場し、現在は
①Web 版(ブラウザのみ)と ②Discord Bot 版(チャットコマンド)の二つの窓口がある。 - Discord アカウントは必須ではない
- 画像を作るだけなら Google/Adobe/Apple などの SSO で Web 版へ直接ログイン可。
- Bot コマンドを試したり、ほかのクリエイターのプロンプトを覗きたい人だけ Discord を連携すればよい。

そうそう、初めは、このDiscordに入る意味がわからなかった💦
主な違い | Web 版 | Discord 版 |
---|---|---|
操作感 | ボタン&スライダー中心の GUI | /imagine などテキストコマンド |
共有 | 作業は非公開が標準 | 公開チャンネルでリアルタイム共有 |
動画生成 “Image-to-Video” | ◯(Animate ボタン) | 近日対応予定 |
動画生成 V1 ― 画像を作成 → [Animate]→ 5 秒クリップを自動生成。手動モーション指定や最長21 秒への延長も可能。動画 1 本は画像 8 枚分のクレジットを消費。(updates.midjourney.com, docs.midjourney.com)
画像から動画生成~これはかなり興味ありです。他のアプリでお試ししましたが、格段に違いますね。但し、優れたものはそれなりに費用も掛かります。
2. 料金プラン(抜粋)
プラン | 月額 | 特徴 |
---|---|---|
Basic | 10 USD | 画像約200枚分。最初の練習に。 |
Standard | 30 USD | Fast 15h+Relax無制限。商用OK。 |
Pro | 60 USD | Fast 30h+動画生成(480 p)。 |
Mega | 120 USD | Pro の 2 倍。制作チーム向け。 |
Discord には料金不要。必要なのは Midjourney へのサブスクのみだ。Nitro 課金は快適機能の追加であり、生成枚数は増えない。
3. 基本操作(Web 版 5 ステップ)
- Create ページを開く
- プロンプト入力
cinematic desert city at dusk --ar 16:9 --stylize 100
- 4 枚の候補が生成
- 気に入ったものを
- U ボタン:高解像度化
- Vary (Region):部分差し替え
- Download → PNG/JPG 保存
今のところ、私はAdobeCCを利用しているのでFireflyを主に活用していますが、Midjourneyもやはり興味深いですね。私が今Fireflyでお気に入りの画像生成スタイルは落書き(笑)
4. Adobe Firefly を併用する場合
- Creative Cloud 契約者なら追加料金なし(月ごとに付与される Generative Credits の範囲内)。(helpx.adobe.com)
- Firefly 機能は Photoshop/Illustrator/Express に統合されており、レイヤー編集や印刷解像度の調整がスムーズ。(helpx.adobe.com)
- Firefly 公式 Discord サーバーも存在し、作品共有やβ告知が中心。ただし現在は 生成コマンドは提供されておらず、画像はアプリ側で作って貼る形になる。(discord.com, adobe.com)
5. Adobe Express Discord サーバーを活用しよう
項目 | 内容 |
---|---|
運営 | Adobe Express 製品チーム(公式) |
参加人数 | 約 7.7 万人(2025 年6 月時点)(discord.com) |
目的 | ① テンプレート活用・作品共有② 不具合報告・機能要望③ ウェビナー・デザインチャレンジ案内 |
生成機能 | なし(作品は Express/Firefly で作成 → Discordに投稿) |
代表チャンネル | #general-chat 日常Q&A / #showcase-your-work 作品投稿 / #bug-report バグ共有 / #developer-hub Add-on API 情報(blog.developer.adobe.com, developer.adobe.com, youtube.com) |
参加方法 | 招待リンク https://discord.com/invite/adobeexpress → 無料 Discord アカウントで即参加 |
6. ツール別おすすめワークフロー
やりたいこと | 最適ツール | 理由 |
---|---|---|
アイデア出し・大量試作 | Midjourney Web | GUI が直感的、動画も同時生成可 |
素材を高解像度で仕上げ、印刷へ | Firefly + Photoshop | レイヤー編集・CMYK 変換が簡単 |
他人のプロンプト研究 | Midjourney Discord | リアルタイムで数十万人の投稿を閲覧 |
Express テンプレの時短術を学ぶ | Adobe Express Discord | 公式スタッフの Tips や勉強会が充実 |
まとめ
- Midjourney は Web 版だけで完結。Discord は“コミュニティ&コマンド”用の追加窓口。
- Firefly は Creative Cloud に含まれる生成 AI。Discord サーバーは情報交換の場。
- Adobe Express Discord は生成ではなく 作品共有とサポート に特化した公式コミュニティ。
- 自分の制作フローに合わせて「Midjourneyでアイデア → Firefly/Photoshopで仕上げ → Express Discordでフィードバック」という流れを組むと、学びも作品の質も一段アップ。
次回はFirefly で生成した落書き画像のお気に入りをご紹介します。



『キジ猫スンスンと色の国のひみつ』では、スンスンと一緒に“色のひみつ”を巡る旅を描いています。挿絵は、1枚目と2枚目は私が描いたものですが、3枚目は可愛い落書きモードで時間をかけずにFireflyで生成したものです。こちらの方が「色の国のひみつ」の物語らしくなりました。仮にこの画像を実際私が描くとしたら、おそらくとても時間が掛かります。次回は、そのFireflyの活用術もご紹介しますので、ご覧ください。