冬のワントーンコーデとセール前のコート＆ブーツ選び

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ブルベ夏さんには「計画的」な人が多いという仮説

これは、あくまで私自身の統計と感覚ですが、サマータイプの方には、数字に強く、計画的に動き、じっくり比較検討するのが得意という傾向がよく見られます。

ボーナスやセールの時期になると、いきなり衝動買いをするというよりも、

「この冬は、コートを買い替えたい」
「ブーツはそろそろ買い足し時かもしれない」

というように、必要なアイテムをあらかじめリストアップしてから動く方が多いのです。

だからこそ、今サマーの記事の滞在時間が伸びているのは、

「今年の冬は何を買うべきか」
「セールで失敗しないために、自分に合う色を確認しておきたい」

そんな準備のフェーズに入ったサマーさんが増えているサインなのかもしれません。

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目指すのは「きちんと＋ひとさじのスパイス」

私自身が好きでよく読むのは、GISELe（年齢に関係なく使えそうなコーディネイトが紹介されていて、自然なのに絵になる感じが好きです）ですが、エクラやオトナミューズのような、きれいめで上質な大人カジュアルの世界観も好きです。

きちんとして見えること。
でも、いわゆるコンサバに寄りすぎないこと。
「普通」のアイテムを、少しのさじ加減で「普通じゃなく」着ること。

そこに、GISELe や FUDGE にある「トラッドだけど真面目すぎない」「流行だけを追わず、自分の“好き”でひねる」というニュアンスを、そっとひとさじ足すイメージで考えています。

年齢層としてはエクラ・ミューズ世代を軸にしながら、「流行に振り回されない、自分をきちんと持っている大人の女性像」を前提に、コーディネートを組み立てていきます。

筆者の余談：個人的に動物好きで、ネコすきなので

『FUDGE』2025年12月号は『 All About Cats ネコがすき 』特集

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ブルベ夏さんに似合う「静かなワントーン」

ここ数年の冬の流れとして、グレーやベージュなどの「静かなニュートラルカラー」が主役になっています。

ブルベ夏さんの場合、このニュートラルを、ブルーグレー、ラベンダーグレー、スモーキーネイビーといった「青みのあるニュアンスカラー」に置き換えるのがポイントです。

私自身も、ワンカラーコーデ（ワントーンコーデ）が基本的に好きですが、奇抜な色は日常ではなかなか使いにくいと感じます。

だからこそ、サマーさんの冬は、

静かなトーンのグラデーションで、肌の透明感を引き出すこと。

ここに焦点を当てるのがおすすめです。

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ここからは、冬のお出かけに使いやすいブルベ夏さん向けの配色レシピをご紹介します。

冬のお出かけ用・サマーさんのワントーンレシピ

アイテム	色イメージ	カラーサンプル	ひとことポイント
コート	ブルーグレー／ラベンダーグレー		ベーシックコートは「青みニュアンス」で静かなワントーンに。
ニット（顔まわり）	ペールアクア／ライトグレー		顔まわりに明るさと透明感を足す、ブルベ夏さんの「光」のゾーン。
ボトム	ブルーグリーン／スモーキーネイビー		下半身に少しだけ深みを足して、全体をキュッと引き締める役目。
ブーツ	チャコールグレー		「真っ黒」よりも柔らかく、サマーの肌となじむ締め色に。

コート（主役）
青みのあるブルーグレー、またはラベンダーグレー。
シンプルなノーカラーのロングコートをイメージしています。

コートはどうしても高価なアイテムなので、「長く着られるベーシック寄りの色」を選ぶことが現実的です。ただ、その「ベーシック」を黄みの強いベージュやキャメルではなく、ブルベ夏に合うブルーグレーにしてあげるだけで、ぐっと似合いやすくなります。

ニット（顔まわり）
ペールアクアのような淡い水色。
ごく淡いライトグレー。
くすみを抑えたアイシーラベンダー。

こういった色を、タートルネックやクルーネックで首まわりに持ってくると、顔まわりに明るさと清涼感が生まれます。ブルベ夏さんの「透明感」を素直に引き出してくれるゾーンです。

ボトム
少し深めのブルーグリーン。
スモーキーネイビー。
ブルーグレーの濃色。

細身のパンツや、まっすぐなストレート〜セミフレアのシルエットが、上半身の淡い色を受け止めて、コーデ全体をきりっと引き締めてくれます。

ブーツ
チャコールグレー、またはネイビーに近いダークグレー。

ロングブーツが少しずつ復活してきている流れもあり、ヒールが高すぎないものを選べば、イルミネーションや街歩きにも無理なく対応できます。「真っ黒」ではなく、あえてチャコールグレーを選ぶことで、全体の印象が柔らかくなり、サマーの肌になじみやすくなります。

すべて「青みグレー系」だけで組みました。彩度もあまり上げず、「明るさ・濃さ」だけ変化を付けています

アイテム	色イメージ	カラーサンプル	ひとことポイント
コート	ミディアムなブルーグレー		ベースになる色。青みのあるグレーで「静かなトーン」をつくる主役。
ニット（顔まわり）	明るいブルーグレー〜アイシーライトグレー		同じブルーグレーでも「一段明るいトーン」で、顔まわりに光を足すゾーン。
ボトム	深めのブルーグレー		上より「一段暗いだけ」のブルーグレーで、きつくない引き締め役。
ブーツ	ブルーがかったチャコールグレー		ほぼ黒に見えるくらいの濃さでOK。同じ系統にすることで「ワントーン感」を保つ。

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メイクと小物で「普通を普通じゃなくする」

全身をブルー〜グレーのワントーンでまとめると、落ち着いている分だけ、場合によっては少し地味に見えてしまうことがあります。

そのときに大事になるのが、メイクと小物です。

メイク
チークは、やわらかいオールドローズ。
リップは、ローズピンクからルビーローズのような青みローズ系。

血色を感じる色をほんのり足すことで、肌の透明感を残したまま、顔色だけをさりげなく底上げできます。

小物
コートと同系色のライトグレー〜ブルーグレーのマフラー。
ライトグレーからシルバー寄りの小さなバッグ。
シルバーやプラチナ、パールの小粒アクセサリー。

主張しすぎないけれど、よく見ると「きちんとこだわっている」と感じられるくらいのさじ加減が、エクラ・ミューズ世代のサマーさんにはいちばんしっくり来るように思います。

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どんな場面にそのまま着ていける？

このワントーンコーデは、平日の仕事帰りにイルミネーションを見に行く日、カジュアルな忘年会や少人数での食事会、年内に大切な人と会う日の「安心できる一着」として、そのまますっと馴染みます。

盛りすぎていないのに、きちんと感はきちんと保たれていること。
写真に写ったときにも、肌の透明感がきれいに残ること。

サマーさんが「自分を持っている大人の女性」として自然体でいられるコーディネートだと私は感じています。

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計画的なサマーさんのための「買い物の分け方」

セール情報そのものは季節によって変わるので、具体的なリンクやブランド名は、その時々で更新していく形になると思います。ここでは、サマーさんに向けた「考え方の軸」だけを書いておきます。

コートは、来年も、その先も着る前提で、慎重に選ぶ「投資アイテム」として考える。

ブーツは、丈感やシルエットなど、その年ならではのニュアンスを、セールも上手に利用しながら更新していくアイテムとして考える。

マフラーやバッグ、アクセサリーといった小物は、トレンドの空気を取り入れやすい「アップデート用アイテム」として扱う。

このように役割を分けておくと、サマーさんの「計画性」と、とても相性の良い買い方ができます。

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まとめ　似合うワントーンを知ると、セールが味方になる

サマーさんに限らずですが、自分のシーズンに合う「ワントーンコーデの軸」をひとつ持っておくと、セールのたびに悩む時間がぐっと減ります。

この色は、自分の肌をきれいに見せてくれるか。
来年も着られるか。
今持っている服と、無理なくつながるか。

そんな視点で選べるようになると、「安いから買う」のではなく、「必要なものを、ちょうどいいタイミングで迎える」買い方ができるようになります。

今回ご紹介したコーディネートは、あくまで「ブルベ夏さんのための、冬ワントーンコーデの一例」です。

今後は、ほかのシーズン（スプリング、オータム、ウィンター）の冬ワントーン計画も、少しずつブログでご紹介していく予定です。

そして、「自分のタイプをちゃんと知ったうえで、買い物の軸を作りたい」と感じた方には、パーソナルカラー診断やスタイルバランスの診断メニューもご用意しています。

今回の記事が、この冬の「一着」と「ひとさじのスパイス」を考える小さなヒントになればうれしいです。

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